ひいあんあんぶろぐ

ぽけもんについてかきます

バトルロードグロリア2017 東北予選3位構築 GACTポリギガスイッチ 

■はじめに

めるまるがむが消えちゃったのでめるまがむで配信していた構築の記事を自分のブログに上げることにしました。
この構築は今年の3月頃の環境を考えて組んだ構築なので今の環境では通用しないとは思いますがその点はご了承願います。


■構築経緯


■カプ・コケコ、ガブリアスウインディテッカグヤという並びを選んだ理由

自分は構築を組む際にカプ・コケコ、ガブリアスウインディテッカグヤの4匹をベースにすることが多いです。理由は攻撃範囲と耐性面のどちらもそこそこ優れていていると考えているからです。なので、今回東北オフで使用した構築もこの4匹から組み始め残りの2匹を東北オフで使用する構築に至るまでに試行錯誤してきました。

■水タイプへの耐性とカプレヒレの採用

まずカプ・コケコ、ガブリアスウインディテッカグヤの4匹では水タイプの耐性が若干薄いと感じカプ・レヒレを採用しました。
その時の環境(カプ・レヒレが流行りだした12月下旬~)ではこだわりメガネを所持し火力を上げた攻撃的なカプ・レヒレが多かったのですが、自分は「だくりゅう」で拘るカプ・レヒレが弱いと考えていました。他にもこだわりメガネを所持しているため「まもる」を選択できないことで集中攻撃によってあっさり処理されてしまう所も弱いと考えています。なので「まもる」を使用することができ「めいそう」を使うことでアタッカーになることができ、相手として脅威となり得る「めいそう」型での採用をしました。

■「めいそう」を積むために…

「めいそう」型のカプ・レヒレは場に居座り攻撃を受けることが多い為ダメージを軽減できる壁技を採用した方がいいと考えました。壁技を扱えるポケモンは多数いますが、その時はある程度素早くて一度に両壁を貼ることができるアローラキュウコンを採用しました。キュウコンカプ・レヒレが「めいそう」を積むためのサポート以外にも構築で多少処理がしづらいガブリアスの回答になっていた点がいいところだったと思います。
しかし、1月頃から環境に強化アイテム(こだわりメガネ、デンキZ)を所持したカプ・コケコが増え始めカプ・レヒレが「めいそう」を使用する前に倒されることが多くなりました。その為、環境に多いカプ・コケコ相手に対して「めいそう」を使うのは難しいと判断し使用するのを断念しました。

トリックルーム対策としてのカビゴン

カプ・レヒレを構築から外し、次に採用したのは「トリックルーム」の対策にもなり得るカビゴンで相手に負担をかけやすい「はらだいこ」型で採用しました。
使用した感触、感想は「はらだいこ」カビゴンは自ら体力を削ってしまうためキュウコンの壁とあまり相性が良いとは言えずキュウコンと一緒に出さない場合にはすぐ倒されてしまうことが多く扱いづらかったです。なのでカビゴンも構築には合わないと考え使用するのを断念しました。
そもそもキュウコンギガイアスの増加により「オーロラベール」を貼るターンに裏からギガイアスを投げられることが多くまともに壁を貼ることができなくなっており、今の環境でキュウコンを使用するのを断念しました。
(余談ですが「はらだいこ」型ではなく「のろい」型のカビゴンだと良かったのでは?と今なら思います。笑)

ポリゴン2ギガイアスの並び

そしてこのころから別の構築、雨パーティを触っていたのですが2/14に行われたバトルロードグロリア中国予選、エイスリンチャンピオンシップにて電磁波さんが使用したパーティ(カプ・コケコ、ガブリアスウインディテッカグヤ、ポリゴン2、ギガイアスの6匹です)を見て対天候系、「おいかぜ」系統の構築に強くなれると考えポリゴン2とギガイアスを採用しました。ポリゴン2とギガイアスを実際に使用してみたところ、今まで採用してきたポケモンよりも扱いやすくポリゴン2とギガイアスを使用する前に使っていた「めいそう」カプ・レヒレや「はらだいこ」カビゴンは味方の壁や「いかく」等のサポートを受けなければ活躍させることが難しかったのですが、ポリゴン2は「しんかのきせき」による圧倒的な耐久力があるおかげで行動の保証とそこそこの火力の両立、ギガイアスには特性のすなおこし+いわタイプによる特防上昇と「イワZ」の超火力があり、どちらも単体性能という点ではキュウコン+カプレヒレorカビゴンの組み合わせより高いと感じました。このような理由から一番使用感が良く、残りの2枠をポリゴン2とギガイアスにすることを決めました。ポリゴン2とギガイアスを採用したことによって所謂スイッチトリパという部類の構築になりました。



【個体解説】

カプ・コケコ
技:10まんボルト ボルトチェンジ マジカルシャイン まもる
持ち物:デンキZ
特性:エレキメイカー
性格:おくびょう
努力値:C252 D4 S252
実数値:H145 A108 B105 C147 D96 S200

[解説]
何の変哲も無い特攻と素早さに全振りしたカプ・コケコです(この構築では努力値の余りを特防に回していますがHに回すことによってA256カミツルギの「リーフブレード」の乱数がずれる為Hに振ることを推奨します)。
技はタイプ一致であり命中、火力の安定している「10まんボルト」、タイプ一致であり範囲技である「マジカルシャイン」、そして集中で処理されること、弱点技をもらうと一撃で倒れてしまう為誤魔化しの「まもる」の3つが確定で最後の1枠は「ほうでん」、「ボルトチェンジ」、「ちょうはつ」が採用されることが多いのですが今回はカプ・コケコもサイクル戦に参加させられるように「ボルトチェンジ」を採用しました。
実際に東北オフでは「ボルトチェンジ」で少し削りつつ裏からカプ・コケコに飛んでくるであろう技を予測しそれに合わせて受けだすという立ち回りをしていました。
持ち物に関しましてはフィールドを書き換えられてもカプ・レヒレを一撃で処理でき、その他の相手にも大きな負担を与えることの出来るデンキZを持たせました。実際東北オフでもデンキZのおかげで拾った試合があったので持たせてよかったと思います。


ガブリアス 
技:じしん ドラゴンクロー どくづき いわなだれ
持ち物:こだわりスカーフ
特性:さめはだ 
性格:ようき 
努力値:A252 D4 S252
実数値:H183 A182 B115 C90 D106 S169

[解説]
基本的に選出しないポケモンです。相手の構築がじめん技の一貫性があると判断した際に選出します。その際はガブリアスで詰められる様に盤面を意識しながら立ち回ります。
技はタイプ一致であり範囲技である「じしん」、タイプ一致でガブリアスミラーで大きな負担をかけられる「ドラゴンクロー」、「じしん」が撃てない場面でカプ系統に打点が持てる「どくづき」、そしてワンチャンを掴むことが可能になる「いわなだれ」としました。個人的にこだわりスカーフを持つのであれば技構成はこの4つでいいと考えています。
性格はスカーフガブリアスミラーで勝てる確率を上げるためにようきで採用し配分は火力とミラー意識で素早さに振り切りました。


ウインディ  
技:フレアドライブ インファイト しんそく じならし
持ち物:とつげきチョッキ
特性:いかく
性格:いじっぱり
努力値:H140 A156 B4 D12 S196
実数値:H183 A165 B101 C108 D102 S140

[解説]
ライジングさんがレーティングで使用されていたとつげきチョッキを所持しているウインディです。特殊ポケモンに対して複数回行動が保証されており非常に使いやすかったです。
技はタイプ一致である「フレアドライブ」、体力の少ないポケモンを倒すことができる「しんそく」が確定。残りの技の1つ目は構築でカビゴン、ポリゴン2が若干重たく削りを入れたかったので「インファイト」を採用し、2つ目はスタン選出の際に重たくなるウツロイド、カプ・コケコ等に有効な「じならし」としました。

[調整]
182ガブリアスのダブルダメージ「じしん」を確定耐え。
C200カプ・テテフのサイコフィールド補正+こだわりメガネ補正「サイコキネシス」を確定耐え。
C147カプ・コケコのフィールド補正込み「かみなり」をベースとした「スパーキングギガボルト」を確定耐え。
最速ドーブル+1。
ちなみにH183-D118にするとサイコフィールド込みC182「サイコキネシス」をベースとした「マキシムマムサイブレイカー」を確定で耐えられるようになります。


テッカグヤ
技:ヘビーボンバー かえんほうしゃ やどりぎのタネ まもる
持ち物:マゴのみ
特性:ビーストブースト
性格:しんちょう
努力値:H228 A4 B60 D212 S4
実数値:H201 A122 B131 C114 D162 S82

[解説]
このルールで必須な浮いている要素を持ち高耐久のポケモン
配分はオリジナルのもので元々はようき最速型の配分を使っていたのですがこの配分に変えてから非常にテッカグヤが扱いやすくなりました。
技構成はテッカグヤがデブい為ほぼすべてのポケモンに対して最高火力を出せる「ヘビーボンバー」、テッカグヤミラーやカミツルギ等に対して有効な「かえんほうしゃ」、有利なポケモン相手に負けないための「やどりぎのタネ」、そして苦手な相手が決まっていて縛られる場面も少なからずあるため「まもる」としました。
持ち物はたべのこしが一般的だとは思いますがたべのこしだと即効性がなく攻撃を連打されるだけで倒されてしまうため、体力を半分回復することで受けられる回数を無理やり増やせられるようになるマゴのみにしました(今回はマゴのみとしましたが性格を悟られないようにするためにバンジのみ、イアのみのどちらを持たせたほうがいいかもしれません)。

[調整]
A165ウインディの「フレアドライブ」を15/16で耐える。
4振りポリゴン2+1。
とし余りを体力と特防に振りました。
ビーストブーストが発動すると特防の数値は243となり11nになります(243は11nじゃないらしいです)。


ポリゴン2
技:れいとうビーム 10まんボルト じこさいせい トリックルーム
持ち物:しんかのきせき
特性:ダウンロード 
性格:れいせい 
努力値:H244 A0 B140 C36 D84
実数値:H191 A85 B128 C143 D126 S58


[解説]
スイッチトリルの展開をするためのポリゴン2。他の「トリックルーム」を覚えるポケモンヤレユータンミミッキュ等)と違い耐久、火力を両立でき「トリックルーム」に頼らずとも戦えるところが他の「トリックルーム」使いと比べ強いと考えています。
技はガブリアスに対して大きな打点となる「れいとうビーム」、テッカグヤオニシズクモ等を大きく削ることのできる「10まんボルト」、回復技の「じこさいせい」、スイッチトリル展開をするための「トリックルーム」としました。

[調整]
A233カミツルギの「せいなるつるぎ」をベースとした「ぜんりょくむそうげきれつけん」を確定耐え。
C143「れいとうビーム」で183-106ガブリアスを確定1発。
最遅。
としました。
東北オフではこの個体を使いましたが最近では「てだすけ」+こだわりメガネ+エレキフィールド補正のカプ・コケコの「エレキボール」で処理されてしまうため素早さを67以上まで引き上げ威力を下げるのも視野かと思います。


ギガイアス
技:いわなだれ ストーンエッジ どくどく まもる
持ち物:イワZ
特性:すなおこし
性格:ゆうかん 
努力値:H244 A252 B12
実数値:H191 A205 B152 C80 D100 S27

トリックルーム」をした際にメインアタッカーとなるポケモン
技は範囲技で怯みも狙える「いわなだれ」、イワZのベースとなり「ワイドガード」に引っかからない「ストーンエッジ」、「トリックルーム」を貼るする際に体力を消耗したくないため「まもる」の3つが確定で残りの1枠は自由度が高く「ワイドガード」、「ヘビーボンバー」、「じしん」、「のろい」、「めざめるパワー炎」等が候補に挙がると思いますが自分は「どくどく」という技に注目し採用することにしました。「どくどく」という技をアタッカーに採用するのも変な話ではあるのですが構築全体で処理が遅れがちな「のろい」を所持したカビゴン、ポリゴン2等に刺さり不利な対面を覆すことが可能になります。実際に3位決定戦では「どくどく」を所持していたおかげで勝利できたといっても過言ではありませんし「どくどく」という技をギガイアスに採用するのはありだと考えています。

[調整]
HP:天候ダメージ、状態異常のダメージを軽減する為HP16n-1
A:アタッカーとして採用しているので攻撃は全振り
B:余り


選出、立ち回りも記載していたのでが今回は省かさせていただきます。